先日親しくお付き合いさせていただいております友人で講師などもしている人が受講者から質問時に「あなたが何者かわからないのであなたの情報を信用していいかわからない」と言われたそうです。
にわかに信じがたい言動ですが、有機農産物や無農薬栽培などの「言葉だけ」に踊らされている人のことを考えると何となく合点がいきました。
信じられないのであれば信じられない点を質問すればいい。
わからないところがあれば調べればいい。
それをせずに自分が信じているものの情報を鵜呑みにして行動している人であれば確かにそういった考えにいたることが納得できます。
有機農産物・無農薬栽培、私はこれらの売り文句があまり好きではありません。
何となく自分の農産物の生育工程を言葉少なに消費者に伝える逃げのようなものだと思っているからです。
あなたも本当はもっと伝えたい独自のこだわりなどあるでしょう?!
そういう言葉だけにつられる消費者は言い方が悪いですが頭が悪いので簡単に裏切ります。
全部が全部の生産者じゃなくてもいいですが、伝えていく人がいなければ消費者と生産者の溝は埋まりませんし、理解も深まりません。
有機とか無農薬っていう言葉が独り歩きして、どうも生産と消費の溝を深くしている気がします。