農業経営塾でいつも紹介しているせじやまハウス園芸さんが台風対策をアップされていたので共有します。
台風が接近してきてハウスのビニールをはぐかどうかの判断。
そしてビニールをはぐ!と判断した後、はぐこと自体が重労働ですので、はいでしまったところで一安心。忘れていることはないですか?として写真付きでアップされていました。
以下、写真引用と内容を抜粋してご紹介します。
①ビニールをはいだら普段雨風にさらされることのない設備も暴風雨にさらされます。場所によっては海水が被るところもあるでしょう。
基盤などが濡れると電源復旧後にトラブルの原因にもなりますので、シートなど雨風を通さないものでしっかりと覆って紐などでまいて風で飛ばされないように固定しましょう。
画像はネポンの専用カバー、下段に紐がついていて締め込みができます。
②ハウス内がハウスの外と同様になるのであらゆるものが飛ばされ、壊れ、他のものも傷つけます。
細かいものはひとくくりにして縛り付けるなどの対策が必要です。
③ビニールだけではありません、防虫ネットも最近のものでは目がどんどん細かくなっているので濡れるとビニール同様風で押されます。
引き裂かれたり、飛ばされたものが電線に巻き付いたりとトラブルの原因になるので外しておきましょう。
復旧の手間を考え、下段を外してまくり上げ、紐で数か所結んでおくのがオススメです。
④ハウス内部のパイプに取り付けてある大きな設備も盲点。
循環扇もその一つ。設置したまま台風の風にさらすと、当たり面が大きく、取り付けてあるパイプがひずむ可能性もあります。
取り外しできるものであれば取り外しておきましょう。
また、まくり上げたハウスのビニールの中も水がたまれば耐荷重オーバーになる可能性も。まくり上げたときに中に水がたまらないよう気を付けて結びましょう。
⑤ビニールをはぐことで自由になったパイプも要注意。
内張り用の巻き上げパイプも暴れてしまい、思わぬところに刺さったり復旧時の足手まといに。
復旧時簡単にはがせて、かつ、風で暴れないように括り付けておきましょう。
⑥繰り返しになりますが、ビニールをはげばハウスの中は外と一緒。
ドアもレールから外されて簡単に吹き飛びます。事前に外せるものは外して納屋の中など風にあたらないところに。
取り外せないドアはバタついたり飛ばされないように固定しましょう。
⑦ハウス内にあり、暴れそうなものは括り付けます。
⑧台風でなくてもお約束ですが、電源が不要な場合はブレーカーを落とし、開閉にロックがないウォルボックスには針金や紐を通して防風で引き開けられない工夫を。
開いて閉まったら最後、簡単に破壊されます。
⑨台風でビニールをはがさなくとも、飛ばされたり倒されたりしそうなものはしっかり固定をしましょう。
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