農家悲鳴 暖冬で豊作「野菜 記憶にない安値」
これは大分合同新聞に2月20日掲載された記事で、記事内にダイコンをトラクターでつぶすショッキングな写真と共に70haある畑のうち40haの収穫をあきらめた生産者の方の話が掲載されていた。
収穫すればするほど赤字になるという。
収穫に使った人件費も回収できないほど大根が安いわけだ。
農産物は土を作り、種をまき、肥料をやり世話をして収穫を迎える。
作るのには時間がかかる。しかし売れる時にいくらで売れるかはわからない。
こんなにリスクが高くては職業としていかがなものかと考えてしまいますよね。
たくさん取れると買う人は限られているのだから余る。
仕入れた分が余ると困るからそこのリスクを下げるために仕入れ価格を下げる。
何しろ途中にいる業者にも生活がある。
いや生活があるというよりも、その人たちがいるからこそ私たちはいつでも安定して農産物を買うことができるわけです。
しかし農家にも生活がある。そのしわ寄せを一方的に受けてしまっているんです。
このまま放置していいわけがない。
農家が一番弱いのか?違います。生物的には一番強い生産者です。
彼らがいないとそれこそ明日食うに困ります。
皆の命を繋いでいるのは生産者に他なりません。
制度や流通で変えていくこともできるでしょう。
でも時間がかかりそうです。
それならば今こそツイッターなどSNSを有効に使うべきではないでしょうか?
畑に戻している農産物をみてもったいない!って思う人いますよね。
そういう人一人一人がその農産物を「適正な価格」で購入して少し多く消費するようにすれば解決すると思います。
消費側の意識の持ちようだと思いますが、それをうまく伝え広めていくのにSNSはもっとうまく使われればいいなと考えます。