昨日の続きです。CLOUDIL ユーザの成功事例から学ぶ!農業におけるクラウド利活用セミナーin熊本
以前から一方的に存じ上げております宮川洋蘭の宮川さん。
くまもと☆農家ハンターという集団を立ち上げられております。
2月6日のセミナーでは宮川洋蘭さんの話よりも獣害の深刻さと、そこにICTのニーズがある。ということを話されていました。
しかし、宮川さんの活動をじっくり聞いたのは今回が初めてで本当にすごいと思いました。
たった1時間弱聞いただけなのでそのすごさを十分に受け止めて伝えることはできないかと思いますが、少し紹介させていただこうと思います。
活動のきっかけは近所の柑橘農家のおばちゃんがイノシシに畑を全滅させられたこと。
もう離農しようかと思うといわれたことがきっかけだったと言います。
そもそも洋蘭栽培においてイノシシとは全く接点がなくそれまで実際に見たこともなかったと言います。
そこから自分は被害にあってないにもかかわらず農家仲間にとって非常に重要で深刻な課題であると考えた彼は動き出します。
この活動のすごい点は公的なところから援助はしてもらってもお金を一切いただいていないことです。
農業高校・農業大学校・農業経営塾などに通い、今では農業生産法人協会の専務理事をしている彼のネットワークを強みに多くの仲間が集まり、文字通りゼロからハンター活動を開始します。
資金はクラウドファンディングで100万円集め1機5万円の罠20機を購入。
しかし素人であったことからか当初捕獲頭数は罠設置の仕方が悪くゼロ頭だったといいます。
しかし猟師さんに師事することであっという間に捕獲頭数が増えていき、ゼロから学ぶからマニュアルができ、ここ熊本で作った事例を全国に提供していきたい!と語ります。
これから日本全国で問題になる獣害対策。これを現地で生産活動をしている農家がハンターになり、畑にくるイノシシを捕り、農産物を守る。
それだけでなく、処理施設も作りジビエ事業にも乗り出しています。
ICTはどこに?!と思うかもしれません。
それは彼らのノウハウでとったイノシシを他のイノシシと区別するためにイノシシのトレーサビリティをしようとしているのです。
彼のプレゼンの中に出てくる生産者の方は本当に笑顔で楽しそうなところも印象的でした。
こういった生産者が一人でも増えてくれればいいなと本当に思いました。
私の話した内容は、また次回・・
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