その雑草管理は先を見据えているか?

10月後半から11月にかけて涼しくなってくるとあちこちで刈取り除草が行われているのを見かける。

気温が下がれば雑草が伸びてくるのが鈍くなるので今の時期に刈りこんでおけば暖かくなるまで「きれい」な状態が保てるからだろう。

きれいに刈りこまれた法面

ここを見る限りでは刈り取った後の刈草は集草されておそらく燃やされている。

そして本当に刈り取っただけなのでこの後また雑草が生えてくるのは目に見えている。

今の時期の刈取りは見た目こそきれいになるが翌年はより繁茂がひどくなる場合も多々ある。

ヨモギの特性と刈り取りで注意すべき点

毎年増え続けるバイオマス量、そしてそれを集め、移動させ、燃焼しての二酸化炭素の発生。

何一つ問題は解決しておらず、それどころか徐々に環境負荷は大きくなっていっている。

地域住民への理解を呼びかけ、薬剤などで土壌を処理し、イネ科植物などで表面を覆い、省力化した管理できれいな景観を保持するなど解決策が欲しいところだ。