根菜類は基本的に移植を嫌うため畑に直接種をまく人が多いはず。
農家であればほぼ全員がそうだろう。
しかし、家庭菜園をしている人を見ると結構移植栽培をしている人がいる。
国内最大の家庭菜園グループである菜園ナビを見てみるとほぼ毎年誰かしらダイコンやニンジンを移植栽培している。
特に夏場種まきが必要な野菜に関しては手近な場所で種まきから育苗を行えることはかなりメリットが大きい。
温暖化に伴い、酷暑干ばつがひどいため畑が遠いと水やりであったり、日差しが強い時の遮光であったり世話がしにくくなるためだ。
苗をしっかり育てることができればその後の栽培のハードルはぐっと下がる。
気候がかなり変動し、栽培難度が上がっている今育苗の重要性はさらにあがっているように感じる。
根菜でなければ・・育苗はいいのだが、ダイコンやニンジンで移植栽培はどうだろう?!
こちらのダイコン、移植栽培のものだがしっかりと育っている。
もちろん品種で移植の影響を受けにくいものや移植できないものもあるかと思うが、これだけ夏場に雨が降らない、残暑が厳しいとなると様々な品種で試しながら移植栽培を行うのも家庭菜園ではありのように思う。
なお、このダイコンは自作の新聞紙ポットで栽培したものだそうだ。