用があり山口県に行ってきました。
時期的にちょうど桜が見ごろを迎えているものもありましたよ。
品種や場所によっては葉桜になっているものもありました。
山口県の県道ガードレールは白ではなく、オレンジのものもよく見かけます。
この黄色のガードレールは夏みかんの色をイメージしてのものだそうです。
山口県のガードレールは夏みかん色
1963年に山口国体が開催されたときに山口県で何か特色のあるものを作ろう、ということで県道のガードレールを県特産の「夏みかん」の黄色にしようというところからこの色になったようです。
山口県って夏みかんのだったかな?!と思って調べると鹿児島(33.8%)熊本(22.5%)愛媛(18%)和歌山(7.9%)三重(4.6%)と続いていき5位以内に山口県の名はありません。山口は10位で生産量は全国シェアの1.2%ほどとなっています。
ではなぜ・・・
夏みかん栽培の発祥は山口県だった
山口県は夏みかん栽培の発祥地で今でも山口県の萩市で栽培が盛んに行われていることから「夏みかん」色にしよう!となったのでしょう。
起源については江戸時代ごろまでさかのぼります。
江戸時代中期に黒潮に乗り南方から山口県長門市に漂着した文旦系の種を地元に住む人がまいて育てたのが起源と言われています。
大日比ナツミカン原樹(googleマップ)
その後明治時代の初め、廃藩置県によって失業、困窮する士族を救済しようと萩城の城下町武家屋敷に夏みかんの苗木が植えられたのが始まりのようで今でも萩市では夏みかんの栽培が盛んに行われています。