日本全国郷土料理は様々存在しますが、一度食べてみたかった「辛皮」をいただく機会がありました。
辛皮とはその名の通り、ものすごく辛い山椒の皮を使った佃煮です。
山椒の皮といえば魚毒漁が思い浮かびます。
魚がその毒でしびれて採れるほど辛い山椒の皮、これを使った佃煮、辛くないわけがないですね。
実際山椒の実の何倍も辛いそうです。
耳かき1杯で酒が1升飲めるともいわれるとか。
さて、その作り方ですが、春先の山椒の木の枝を使います。
木の枝といってもある程度太さは欲しいとのことで、生長がそんなに早くもない山椒の枝を手に入れるのも大変で最近はあまり生産もされていないそう。
さて、この木の枝を15センチ程度に切り分けゆでます。
表面の皮を3~4日水につけあく抜きをします。
細かく切って昆布の佃煮と混ぜ合わせます。
鍋にその混ぜ合わせた佃煮と水を入れ水気が飛ぶまで煮詰めて出来上がりです。
機会があれば是非召し上がってください。
本当に舌が痺れます。