魚毒漁

魚毒漁というのが昔は世界中で行われていたようです。

日本でも行われていて地域によって呼び方が変わったようで「毒もみ」「毒流し」「根流し」など・・

使われる毒は地域によって異なるようで、その地その地に自生している植物を使うことが多かったようです。

日本で最もポピュラーだったのは山椒の皮が使われていたとか。

これを水の中にいれて揉むことで毒の成分を出すことから「毒もみ」といわれたようですね。

科学技術がすすむとともにもっと効率の良い毒が使われるようになり、同時に環境負荷が高くなったことから今では禁止している地域が多く鳴っていて、日本でも調査研究用を除き禁止されています。

魚毒漁は沖縄など南西諸島では比較的最近まで行われていて子供の頃によくしていたという方々からヒアリング調査を行った資料なども出てきました。

南西諸島ではサンショウではなく主に使われていたのは「イジュ」と呼ばれるツバキ科の植物で写真を見るとチャの木にそっくりでした。

このイジュのやはり皮を臼でつついて砕いて袋に詰めて行っていたそうですが、島々でやり方に違いがあったそうです。

このイジュは比較的虫がつきにくいことから建材としても重宝されていたようです。

沖縄本島にも多く自生しているようなので次回沖縄に行くときは実際に見てこようと思います。

 

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