草生栽培の極みマルヨ農園さんにいってきた

今年雑草学会に参加した際に非常に興味深い発表がありました。

それは柑橘園での草生栽培の経過についてというもので、農家さん自らが発表しているものでした。

草生栽培の歴史

発表者はマルヨ農園岩本様。

マルヨ農園

マルヨ農園では1998年から草生栽培を取り組みを始め、様々な草種を試した結果現在のスタイルに落ち着いたようです。

何と年間の刈取り回数はゼロ回。除草剤の散布もしないという夢のような雑草管理。

ただし、全く何もしなくていいというわけではなく、厄介な雑草については圃場巡回時に目に着けば引き抜く程度はされているとのことです。

中央はヘアリーベッチですがヘクソカズラが出ています

ヘクソカズラなどは昨年までは圃場巡回時に軽く引き抜く程度でよかったようですが、岩本さんが昨年病気で手がかけられなかったのでたった一年でこんなに生えてしまったと言われていました。

刈取り・除草剤散布ゼロとはいえ、全くのノーメンテナンスではダメでこの雑草は個別で対処が必要というものについては手をかける必要がある。

とはいえ、かなり管理面は楽になっていると思います。

マルヨ農園さんの草生栽培のメリットについては次回紹介。

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