家庭菜園で栽培している時は何の作物もそうですが完熟してすぐに食べられる状態で収穫すると思います。
しかし生産者の方はそうはいきません。
もちろん完熟で収穫出荷できるものもありますし、すぐにお客さんの手元に届く直売所等であれば比較的完熟に近い状態で収穫しても大丈夫でしょう。
ただし、市場に出荷して、流通ルートを通ってスーパーなどに並ぶ場合は時間的にも、流通下での振動などのダメージも考慮しなければいけません。
とりわけトマトについては完熟果は傷みやすく、完熟したトマトを市場出荷させることはほぼ不可能といっていいでしょう。
そこでトマトを栽培している生産者の方は出荷先に合わせて色を見ながら収穫出荷しています。
先日トマト農家の方のところに収穫のお手伝いにいってきました。
まだ青いですが半日も経つとかなり赤っぽくなるのだそうです。
色が付いたものを収穫してだしてしまうとキズがつきやすい状態で市場に、またそこから運ばれてスーパーに行くので次々に廃棄されてしまう。
そこでこの青みがまだ残った状態で少し硬いものを収穫して出荷しているそうです。
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