様々な先端農業技術についてまとめる機会があり、日報系のサービスを調べています。
栽培記録や日報は元々はノートなどにまとめられていたのが、過去の振り返りが記憶を頼りに戻るので忘れてしまっていたり、記憶違いがあれば目的の情報にたどり着きにくいといったことや、そもそも違う作業者からすれば見にくい。
事業承継時に正しく承継されない。
そういったことを補完するようにどのサービスもできているので、音声入力ができたり、GAP認証受けるときに楽になったり、資材情報が充実していたり多少の差異はあるかと思いますが、大きくは違わないと思います。
作業履歴からデータを分析するという点についてはおそらくどのサービスもあると思うのですが、その点について今回はふれていこうと思います。
先端農業技術だとか、スマート農業だとかいいますが、結局はツールの一つにすぎません。
なぜ利用するかというと、楽になるから、もっというと楽して儲かるために、だと思います。
作業が楽に、早くなるということはその分時間が浮き、他のことにあてられます。
作業効率は大差なくとも楽になれば連続して作業ができるため結果として早く終わります。
一見すれば作業記録を残したり、日報をつけたりするサービスは「記録」という余計な作業を付加してしまうため相反するような気がしますし、実際作業記録などは現場の人から嫌がられる傾向にあります。
数あるサービスの中で最もどなたでも共通して使うべきサービスが日報サービスだと考えています。
なぜなら、新しい機械やサービスを入れる際に作業履歴を正しく残していないとどれだけ効果的かが把握できないためです。
元メーカー勤めの人間からすれば、何となくかっこいいから、とか、目の前の作業が楽になるから、そういった理由で購入してくれると非常に助かりますが・・
趣味ならともかく、業務でお金を稼ぐ為に使うものの導入は費用対効果を考えなければいずれ破綻してしまいます。
その判断基準となるのが日報サービスだと考えています。