黄葉についてご紹介しましたが、今日は紅葉についてご紹介。
葉が黄色になるのは非常にわかりやすい現象でしたが、葉が紅く変化する紅葉、こちらの方はちょっとだけ複雑なのです。
この赤はアントシアニンという色素なのですが、いわゆる糖に分類されます。
葉が緑のうちはほとんどなく、紅葉する際に葉緑素が分解されると同時にこの糖が生成されていき紅色になっていきます。
今から落ちてしまう葉であるのにわざわざエネルギーを使って糖を生成している。
おかしいですね。
今から冬を迎えるにあたり紅く紅葉した葉は落葉します。
落葉してしまえば木は光合成をすることもできないので土中からの養分しか吸えないわけですが・・・
そこで例えば、鳥は赤い実が好きですね。
今から冬を迎えるにあたり鳥が好きな赤色に葉の色をかえることで鳥たちを呼び込み、枝の上で糞をしてもらう。
そうすれば鳥の糞という肥料が得られる。
なんてことを樹木の先祖たちが思ったのかも・・・
なんていうことを今の時期になると毎年考えてしまいます。
皆さまはなぜ紅葉するのだと思いますか?