筥崎宮にお参りに訪れた際目を引くのは伏敵門。
敵国降伏とかいてあります。場所柄朝鮮出兵時のものかなと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もっと昔。
醍醐天皇が神勅により「敵国降伏」の宸筆を下賜され(直筆で書いてくださった)、この地に御社殿を建立、海の近いこの地にて海外との交流の門戸として重要な役割を果たしたとのこと。
蒙古襲来のおり、神風が吹き未曽有の困難に打ち勝ったことから、厄除け・勝運の神としても有名です。
その蒙古襲来の所縁のものが境内にもありました。
蒙古軍が使ったとされる碇石です。
碇石に使われている岩は地域性があり、朝鮮の天冠山からとられたものと考えられているそう。
石質は赭色凝灰岩とのことで、日本でも栽培で重宝される緑色凝灰岩を思い出した。