先日東海北陸雑草研究会という会に参加する機会を得ました。
その中でとある大学がなかなか面白い研究結果を発表していました。
慣行で米作をしている田んぼの生態系を調査したところ、除草剤など薬剤使用による「メダカ・ホトケドジョウ・ゲンジボタル」の生息数に優位な変化は見られなかったと。
そこで考えられる原因としてあげていたのが
・水田用水路がコンクリートとなったこと
・灌漑水の供給停止による水路の干上がり
・暗渠排水設備の普及による水田の乾田化
・ため池その他自然湿地の埋め立て・宅地化
・家庭の一般雑排水による水路の汚染
こういった実験(しかも実際の生産圃場を使っての)はなかなかできるものではないので非常に興味深かったです。