緑地雑草科学研究所のHPで先日の講演の様子を紹介させていただく記事作成の中で講演の資料を読み直しました。
大黒教授が、砂漠化は対岸の火事ではない。と言われていたことを思い出し、先日の糸島の生産者の畑が思い出されました。
沖さんのところの畑は非常に保水・保肥力がなく、昨年の夏は毎日1トンもの水を軽トラで運び散布していたと話されていました。
畑に水源がなく水をまくのも一苦労と話されていましたが、水路に隣接していない畑を持つ農家さんは多いはず。
異常気象が異常気象でなくなってきている日本で気候変動により、水不足、もしくは豪雨の被害というものは今後減る見通しはありません。
畑は場所をかえることなどできませんから、そこで作物を作るためにはできるだけ土を水持ちよくしたり、水はけよくしたりと緩衝作用を持ってもらうしかありません。
一見すると水はけと水もちは相反するようにも見えますが団粒化が進み土ができてくると両方備え持つ土壌ができます。
作物がとれないのは異常気象の所為、という前にできることはやっていかないとこれからどんどん経営が傾いていくことになると思います。