先日圃場視察でお米を10町ほどの面積で栽培されている方の圃場を見てきました。
ちょうど雑草について学んだ直後ということもあり、いつもと違った印象を得ました。
大昔植物が誕生したころは二酸化炭素も多く、光も水も豊富にあったことから植物は巨大化。
そこから地球自体の環境が大きく変わることを数度経て、植物は小さく、そして生活サイクルの短い木から草本へ進化していきます。
最初は生長点も光がよく当たる株の上の方にありましたが、あるとき地面際に生長点をもつ単子葉作物が生まれます。
地面際に生長点があるため草食動物に食べられる可能性は少くなり繁殖し始めます。
特にイネ科はケイ素を多く含み食べても消化できないよう、動物にとって魅力ないように進化してきましたが、ある時その子実にホモサピが着目。
収穫するまで脱粒しにくい個体を見つけ繁殖させて農業は始まりました。
食べられないよう食べられないよう進化してきたイネがこんなにたくさん植わっている風景を見るとそんな歴史が頭をよぎりました。