東洋のナイアガラとも言われる原尻の滝に行ってきました。
原尻の滝に設置してある看板に約9万年前におきた阿蘇火山の大噴火による巨大火砕流が冷えて固まったものがこのあたりのベースになっているようです。
この時の噴火はかなり規模が大きく日本列島を広く覆ったそうで、火砕流はなんと山口県の秋吉台まで達した(160km)とのこと。
原尻の滝では断面には柱状節理がみられます(滝の裏側がわかりやすい)。
火山灰がベースになっている土なら畑によさそうだなと思って調べたところ、アロフェン質黒ボク土ということでした。
この原尻の滝、120mと幅が広く落差は20mほど。
周辺は田んぼで平地の中に突如現れる滝はなかなか圧巻です。
写真のように表土の下はすぐに火山性堆積物が固まってできた岩石。
表面が風化され植物などが入り込み、岩石の中に含まれているアルミニウムを核に腐植が定着し黒ボクになっていると考えられます。
以前この原尻の滝に来たときはそんなことも考えずただ滝を見ていましたが、土に興味が出て、岩石に興味がでてくると違った見方ができて新鮮でした。