ホテイアオイ

菜園ナビ(国内最大の家庭菜園SNS)でレンコンのバケツ栽培にチャレンジをしているところなのですが、その中でホテイアオイという植物が話題になったのでちょっとだけ掘り下げてご紹介します。

ホテイアオイ:単子葉植物ミズアオイ科に属する水草。南アメリカ原産。

昨年ベトナムに行ったときにたくさんみることができました。

なかなか面白い構造になっており水面に浮かんでいるわけですが、葉柄が丸く膨らみ浮袋の役割を果たしているところです。

葉柄とは赤丸で囲んだ部分、葉のつけ根から茎に繋がってる部分。

葉柄部分で浮いていて、根っこが重りの代わりとなって水中に入りバランスをとっています。

雑草は生えている状態により形態がかわりますが、このホテイアオイもかわります。

密植状態になると葉柄は細長く上に伸びます。さらに水面下、泥があがっているところでは泥に根を下ろし個体がうまく固定されると葉柄の浮草としての役割が必要なくなるため、葉柄部は萎み普通の形状に、さらに上に上に伸び普段なら10cmも立ち上がらないホテイアオイは150cm程度にも伸びるそうです。

その状態で増水して水上に浮いてしまうと葉柄がまた膨らみ浮き袋として役割をもつ、何とも面白い植物ですね。

この環境に応じて形態が変化する様はまさに強雑草!!

実際に日本ではこのホテイアオイは要注意外来生物に指定されています。

ベトナムで大量にあったホテイアオイはブタのエサとして使われているそうです。