フランスからきた研修生のリオネル君。
昨年見習い職人技術コンクールで地方部門金賞を受賞、そして州部門銀賞を受賞しています。
そして水産大国日本にサカナのさばき方や処置を学びたいと3か月研修に来日。
ところがフランス語しかしゃべれないことやビザぎりぎりまでの滞在、ラグビーをしていた体格の良さから?か空港の入管でとめられて大変でした。
初来日のスタートはあまりよくなかったかもしれませんが今日無事に研修先の会社の方が待つ門司港行の電車にのせてわかれました。
日本では食卓からだいぶサカナが遠ざかってしまったように思えますがまだまだその技術は世界でもトップレベルのようです。
しかしこのサカナが遠ざかってしまった背景は農業でも無視できません。
サカナのさばき方がわからない、の上には料理を普段からしなくなったということもあります。
ライフスタイルがかわりつつある今その材料を提供する側に求められることも変わっていきます。
しかし、料理の手間を省いた食材は栄養価が一緒に抜けてしまったものも数多くあり、日本人の健康を害する可能性も十分にあることから食に携わる仕事をしている我々はもっと頑張る必要があるなぁと感じた次第です。
ともあれ、リオネル君にはしっかり勉強して日本のことも好きになって帰ってほしいなと思います。