新茶のシーズンです。
茶畑は規則正しく並んでいてきれいに刈り取られ、春先の新緑の時期は非常に景観もいいのでドライブがてら見にいくことも多いですが、新緑を見に来たのに黒いものが被っているのをみたことがありませんか?
これは寒冷紗というものでお茶農家にとっては大変な労働力を伴いますが、茶葉の価格を決める上で重要なものです。
収穫前に2週間ほど被せられていますが、これは何のために行うかというとお茶の色をきれいな緑色にするために行います。
他にもアミノ酸の含有量を増やし、うま味を強くするなどの効果もあります。
寒冷紗は薄いので軽いかと思いきや・・・うね全体を覆うので非常に長くなっておりそれをロールしたものはかなりの重量です。
さらに風がでると煽られるため天気予報を見ながらかけたり片付けたりが必要、しかも小雨や朝露がつくとさらに重くなります。
お茶のあの緑を出すためには相当な茶農家さんたちの苦労が必要なんですね。