噴火の影響

ピナトゥボ山の噴火で記録的な冷夏になり日本はコメ不足に、そこでタイ米などが輸入された経験があることから今回も食料面での懸念が一部報道されています。

私自身大規模な噴火がおきればそこから噴出された火山灰が農産物に降り注ぎ収穫不可に。

そして火山灰は日光を遮り気温を押し下げる、と考えていましたが、調べてみると火山灰は割と短い期間のうちに地表に降り注ぐようです。

ピナトゥボ山の噴火では日本に影響が出たのは1年半後です。

これは噴火時に大量に噴出した硫黄が太陽光にあてられて硫酸に変化、その細かい液滴が成層圏に広がることで太陽放射を散乱したり吸収した結果気温が押し下げられていくようです。

一方で、噴火時に二酸化炭素が大量に大気中に放射されれば逆に温室効果ガスとして働くため気温が上がることもあるよう。

今回の噴火でどのような物質がどれほど地下から大気に放出されたかで気候がどうなるかがかわりそうです。

阿蘇山の噴火による火山灰