機械化が進んだことでの弊害

農業は戦後機械化が進み、農作業自体はかなり楽になり、一軒当たりの耕作地が増えてきました。

農作業をしている農家の生活が楽になったかというとそこは同一ではありません。

色々要因があるかと思いますが、一番の原因は農業の現場を知る人が少なくなったということがあげられるのではないかなと思います。

当たり前ですが機械化が進めば作業に要する人が減ります。

昔は親類縁者に農業をされている人が誰かいた、から、今では農家人口自体が少ないため知り合いにだれも農家がいない方が多いでしょう。

しかし農家が作る農産物は毎日欠かすことはできません。

農産物という成果物だけをお金を通して手に入れる。

必要だからとはいえ、お金を払うということはそこに価値を見出すことなので、見た目が気になり、人によっては調べたりもするでしょう。

調べると言ってもほとんどの方がネットで調べた二次情報で直接知っているわけではありません。

そんな現場不在な中で価値が決まっていくため農家の苦労が報われない、そんな時代になっているような気がします。