日本一長い名前の植物

先日水族館にいった際に見つけたこちらの海草。

リュウグウノオトヒメノモトユイキリハズシ

リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシという名前で日本で一番長い名前の植物なのだとか。

海草と書きましたがちょっとかわっていて、海草とは胞子で増える藻の仲間ではなく、花を咲かせ実をつける種子植物の仲間なんだそうです。単子葉イネ科作物ということで、イネは根が水にさらされていても育つのもなんとなく納得です。

分布は日本全国の浅瀬に自生していて少し変わった生態をしています。

それは海に生えているのに種子が一時的に淡水にさらされてないと発芽しないのだとか。

これについては言及している資料等ありませんが、沖の方は深く光が届かないためそういったところで発芽するのを避け、種子の状態で漂いながら浅瀬(淡水が流れ込む)を待つということと、大雨で川が氾濫した時などに大量に淡水とともに流れてくる腐食をあてにしたからかなとも予想されます。

実際のところはどうかわかりませんが、こういったことを考察するのもなかなか面白いものです。