久山ファーム山邉さん

久山町でお米や野菜を作りながら体験農園も運営されている山邉さん(右)。

山邉さん

一緒に写っている方は就農希望者で新規就農者の受け入れもされています。

基本的には農業で稼いでいくのは難しいので現実をしっかり伝えてやるのが自分の役目といわれています。

確かに農家はほかの業種と異なりいわゆる一般に言われる農家であれば、新しく農業を始めるにあたって土地や農業機械が必要で用意するだけで相当な金額がかかります。

そしてその分をペイするためには相当な収入が必要でなかなか新しく農業を始めてそれだけのお金を稼ぐのは大変なのです。

お金の面だけでなく、労働時間も、労働環境も、そういったこともしっかりと伝えてあげるのが自分の役目と。

一方で農業を取り巻く環境も悪くなっていく一方ということで、地域の農業の未来を考え次世代の農業者の育成や、ITの活用など新しいことに次々とチャレンジしていっている山邉さん。

大学と共同研究でセンサーを設置し圃場の環境を測定、栽培にフィードバックしていっています。

このように栽培で地に足がつきながらも新しいことをどんどん取り入れていく農家さんによって次世代の農業が築かれていくんだなと感じました。