ハッピーマン、センサーの使い方

昨日は西都市のピーマンの若手生産者グループ「ハッピーマン」の忘年会に参加。

このハッピーマン、とにかくすごい!

どうやってハッピーマンのように熱心で若い人たちのグループができたのか?と聞いてみたところ、元々あったピーマン系の集まりの中で毎回勉強会や講習会に出てくるやる気のある若手だけをメンバーに入れているということ。

そして重要なのが、ノウハウのグループ内開示、ラインのグループを駆使し、何をしているかを共有。

週に一度の圃場視察で取り組んでいる内容をシェア、月に一度の勉強会の実施と、本当に集団が機能している。

正直なところハッピーマンのピーマンを指名買いしたいが、農協出荷でそれができないのが少し残念だなぁ、せめてJAさいとハッピーマンというブランドで出してほしいなと思うくらいです。

昨日の忘年会でびっくりしたのが「ちょっと閉めてくるわ」といって続々と農家さんたちが圃場に戻っていくこと。

これは夜温が下がってきたのでハウスの中の2重3重のフィルムを閉めにいくことなのですが、これも今年から始めているそうで、クラウド対応のセンサーを入れることで施設内外の気温がわかるようになり、飽差も見れるので、寒暖の差を利用してハウス内の湿度が100%にならないようにしているのだとか。

寒暖の差とは外の空気は冷たく湿度100%、加温機で温めているハウス内の温度は高いため、同じ100%の湿度だったとしても外の空気を温めて入れてあげることで湿度は下がる。こうやって調整するようです。

湿度が100%になっていれば断然病気が出やすくなる。今年のように曇天続きだと特にそうなのですが、これを湿度をコントロールすることで病気が全然でにくくなっているのだとか。

効果もわかりやすいし、しかも安価に導入できる。とセンサーを言っている農家さんを初めて見た気がします。